
生涯にわたる人間形成の基礎を培う乳幼児期。この大切な時期に子どもたちと向き合う幼稚園教諭や保育士は責任も重大ですが、大きなやりがいを感じられる仕事です。幼児教育学科では子育て全体への広い視野を大切に、今日的な課題を把握し、自分なりの教育観、保育観を持てる幼児教育者・保育者の育成をめざします。
子どもの心身の発達や教育について広い角度から学び、子ども一人ひとりの個性と感性、創造力を引き出すための知識や実践力を培います。また、「学生一人ひとりの顔が見える教育」を基本にした密度の濃い指導により、自ら考え、行動できる力を引き出し、人間としての豊かさをはぐくみます。
学びのポイント
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1「幼稚園教諭二種免許状」と
「保育士資格」のダブル取得資格を活かして将来につなげる
「幼稚園教諭二種免許状」と「保育士資格」のどちらも取得できるカリキュラムを構成しています。2つの資格を取得することで、幼保一体型の「認定こども園」への就職にも対応。まだ進路を決めかねている人にも安心です。
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2附属幼稚園と連携したプログラム
毎日こどもを身近に感じられる環境
キャンパス内に併設された華頂短期大学附属幼稚園との連携プログラムが充実。現場を知るための「教育現場体験研修」や運動会等でのボランティア、華頂祭で附属幼稚園児をはじめ子どもとふれあう「新装開店子どもデパート」など、多彩な関わりで実践力を培います。
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3レベルに応じたピアノの個人レッスン
初めてピアノにふれる人も安心
音楽教育にはピアノの技能が欠かせません。本学では、入学前からピアノレッスンを開始。入学後は初心者から上級者までレベル別の個人指導を行い、将来現場で必要とされる技能を確実に身につけます。
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4児童福祉関連の学びも充実
子どもを深く理解できる力を養成
児童福祉関連の授業や実習を豊富に用意し、子ども一人ひとりの事情に寄り添えるプロフェッショナルを育成しています。保育士や幼稚園教諭だけでなく、児童福祉施設の職員として働く将来もめざせます。

乳幼児期の教育・保育に関する専門的な知識とともに、ピアノ、手遊び、絵本の読み聞かせ、おもちゃづくりなどの保育現場で必要となるスキルを習得していきます。
また、学外実習の始まる前にできるだけ現場経験を積み、子どもたちや園の先生方との関わりを通して、現場で求められる実践力を養っていくことを目的として、附属幼稚園での現場体験研修やボランティアを実施しています。
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STEP01実習への基礎力を育む
- 講義・実技をバランスよく履修
- 実習に必要な知識と技能をバランスよく身に付けます。講義では「教育原理」「発達心理学」「小児栄養」など基本的な要素を、実技では「音楽」「図画工作」「小児体育」などより実践的な要素を習得します。
- 教育現場体験研修
- キャンパス内に併設された華頂短期大学附属幼稚園での現場体験研修は、学生全員が参加し、主に土曜日に行われる幼稚園のイベントのサポート役に取り組みます。
また、希望者は、運動会や生活発表会などのボランティア活動にも参加することができます。
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STEP025つの実習を通して実践力を身に付ける
1年次
2-3月
- 保育所(10日間)
- 講義・演習・実技の授業を通して学んだ知識・技能を総合的に実践し、保育士としての基本的な役割を理解します。
- 児童福祉施設(10日間)
- 「乳児院」「児童養護施設」「知的障害児施設」などで利用者とともに生活を送ることで、広い視野と人を思いやる福祉の心を育みます。
2年次
6月
- 幼稚園(2週間)
- 「見学・観察実習」で子どもと教育者の実情を理解。
その後の「参加実習」で子どもとのかかわりや指導法を学び実体験をしていきます。
2年次
8-9月
- 保育所・児童福祉施設(10日間)
- 保育計画を立てた全般的な保育や
養護技術の習得など応用力を高めます。
2年次
9月
- 幼稚園(2週間)
- 主体的に指導計画を立て「部分実習・指導実習」に取り組みます。
これまでの実習経験を元にプロとしての意識と技術を学びます。
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STEP03教職実践演習により現場で求められる能力を完成させる
学生がこれまでに培ってきた知識・技術・意識・応用力を確認し、さらに高める総仕上げを行います。幼児教育の現場で働くための能力を完成させ、プロとして社会に送り出します。
学生Voice
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INTERVIEW 01
- 現場で役立つスキルを身につけ、保育のプロフェッショナルへ。
- ピアノ練習室などの施設が充実していたことから華頂短期大学を選びました。音楽、図画工作、小児体育など、現場で使える実践的なことを学べる授業が楽しかったです。実習で子どもたちに実践して少しは自信がつきましたが、思うようにいかないことも多く、まだまだ勉強が必要だと痛感しました。保育園に就職が決まったので、これからは確かな知識に基づいて子どもの成長を見守っていける保育士になりたいと思っています。
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INTERVIEW 02
- 遠方から来る人もきっと大丈夫。友人や先生が支えてくれます。
- 福井県出身の私は誰も知り合いがいないし、友人ができるのか気がかりでした。そんな私にきっかけをくれたのは図画工作の授業。自作の割り箸うちわで自己紹介をする機会があり、福井県をコミカルにアピールしたら思いのほか好評でした。人見知りだった私が打ち解けられるようになり、それからはたくさんの友人ができました。また、先生も親身になって接してくださるので、今ではキャンパスで先生に会って話をするのが楽しみです。
華頂短期大学の先生は学生に寄り添ってくださるので、困った時や悩みがある時はすぐに相談することができます。いつもやさしく励ましてくれるので、がんばるためのエネルギーをもらうことができます。