
世界的な歴史都市・京都を舞台に、自身の興味に応じて日本の歴史・文化を探求します。
日本史における「歴史的人物」を切り口に各時代を深く学ぶ日本史コースと、京都に息づく伝統文化を体験的に学ぶ京都文化コースの2コースを設置。過去の出来事、そして伝統文化が現在にどのように影響しているかを学ぶことで、これからの未来にどのように役立てていくかを考える力を養います。世界的な歴史・文化都市である京都という立地を活かし、フィールドワークを取り入れた授業を数多く展開。京都のまちそのものをキャンパスとして、さまざまな文化施設や史跡、歴史文献や資料に直に触れることができる実践的な学びが大きな魅力です。本学科で学んだ専門知識を活かして、図書館や博物館、観光業などへの就職の道も開かれています。
学びのポイント
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1京都での体験学習
本物に触れる授業が職業観を育成
京都の真ん中にあるロケーションを生かした体験型の授業が特色です。
史跡調査や伝統、文化に触れる多彩なフィールドワークと就業体験が、
好奇心と職業観を高めます。 -
2多彩な専門科目
歴史と京都を多角的に学ぶ専門科目の数々
日本の歴史と文化の基礎をしっかりと学ぶ
「基幹科目」をベースに、日本史と京都文化を深く学ぶ
専門科目を多数開講しています。 -
3少人数制の学び
少人数でのゼミ授業を入学後から2年間履修
1回生の「総合基礎演習」で大学での学習方法を習得し、
2回生では各自が研究テーマを選んで発表や討論を行います。
京都の伝統文化に触れられる仕事を体験してほしいーそんな想いから、「京都体験実習」という授業の中で職業体験を実施しています。京都の歴史・文化・伝統に関わりのある事業所等でインターンシップに参加。伝統産業の歴史とそれが現在の文化にどのようにつながっているかを学ぶだけでなく、社会の厳しさや働くことの意義、魅力などを体感します。事前に、言葉遣いや挨拶といった基本的なビジネスマナーを学習した上で職業体験に参加。体験後はレポートを作成し、自らの職業観や将来像を具体的に考えていきます。
学生Voice
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INTERVIEW 01
- 2年間の学びの集大成である卒業レポートの執筆には、各自でフィールドワークを交えて取り組みます。
- 歴史学科の魅力は自分の目で見て、体験しながら学べるところ。例えばある史跡について研究する際には、事前に文献を調べ、実際に現地を訪れて感じたことや目で確かめたことをレポートにまとめるという流れになります。京都の奥深い文化について、臨場感を持って学ぶことができます。
私は卒業レポートで世界文化遺産の西芳寺について研究中。苔寺の通称で親しまれていますが、実はあの一面を覆う苔は、応仁の乱で焼失後、荒廃したことが原因で生い茂ったそうです。西芳寺がたどった歴史の変遷をこれから探究していきたいと考えています。
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INTERVIEW 02
- 京都三大祭の一つ「祇園祭」でボランティアスタッフを務めました。
- 祇園祭に参加して、150年ぶりに復帰した大船鉾の会所で、厄除けちまきの販売などをするボランティアスタッフを務めました。地域の人々や観光客の方と交流し、迫力ある山鉾巡行も見学。京都の歴史や文化に憧れて歴史学科を受験したので、京都ならではのイベントをスタッフとして満喫できて大満足です。
祇園祭の規模には圧倒されました。こんなに歴史ある一大行事に参加できて感激しています。他にもアルバイトとして神社で巫女をしたり、呉服店で着付けをしたり、京都を思いきり満喫しながら学んでいます。