【授業のひとコマ】Webアクセシビリティとは?~総合文化学科「情報メディアの活用」~
こんにちは。総合文化学科ではSNSやそのほかWeb上のやりとりも
現代の文化の一つと捉え、その仕組みやその波及効果、発信方法などを考え学びます。
一回生の必修授業「情報メディアの活用」の中では、
「わたしの強みは情報発信力」をテーマに就職先で役立つ
商品・サービス、事業紹介など広報の基本的な知識・スキルについて学びます。
コロナ禍によって在宅ワーク(テレワーク)をはじめ
自治体などが発信される感染症予防やワクチン接種に関する情報収集など
Webサービスを利用することが増えました。
増えたというよりも、情報機器を使いこなせないことで生活になんらかの
不利益が生じてしまう情報格差の問題が浮き彫りになりました。
いま自治体を中心に、情報格差を打開する一つの手段として、
高齢者の方や障がい者の方も行政情報にできるだけ容易にアクセスできるように
Webアクセシビリティの考えに基づいたホームページ作りが進んでいます。
学生はまず授業を通して、各自治体のWebアクセシビリティの状況を調べます。
そして、実際に制作に関わる方をゲスト講師としてお呼びし、現状と課題について
学びました。具体的には授業7回目に京都府広報課の中井さまにお越しいただき、
公式のホームページ、さらには各SNSを用いた京都府の行政情報の発信のあり方と
課題についてお話いただきました。
聴講した学生の感想として、
これまで自治体の発信する情報へ自らアクセスすることは
なかったが防災のことなどSNSなどで発信されることを知り、
「フォローしてみる」など意識の変化
情報格差を埋めるためのWebページの作りこみや
紙媒体で点字や拡大版の広報誌の発行などアクセシビリティの具体例の理解
また、内容とは離れますが、自治体職員を志す受講生からは
行政職員の方から直接お話を聴くことができその思いをさらに強くしたといった
声が挙がりました。
お話の途中に紹介いただいた
海の京都、森の京都、お茶の京都、竹の里・乙訓
京都府の魅力が素敵な写真とともに発信される
おすすめです。