
2015年03月07日
春のお茶会
3/6(土)のきらきらサタデー「春のお茶会」では、裏千家のお二人の先生をはじめ、ボランティアのお父様とお母様(15名)にお世話になりました。
赤い毛氈を敷いた絵本の部屋に集まった子どもたち。部屋の中は凜とした空気の中に静かで穏やかな温かい雰囲気が流れていました。子どもたちもいつもと違うその雰囲気を敏感に感じ、少し緊張した面持ちで背筋を伸ばして先生のお話に聞き入っていました。特に年長の子どもたちは、作法についてのお話やお点前を真剣に見聞きしていました。
先生が和菓子屋さんにお願いしてくださり、子どもの口の大きさに合わせて特別に作っていただいた上用饅頭には桜型の焼き印が・・・。その説明を聞きながらおまんじゅうの桜を嬉しそうに見つめる子どもたち。お菓子を運んでいただいたお母さんに「ちょうだいいたします。」とお辞儀をしたあと、左の掌に懐紙をのせて、その上のおまんじゅうを右手でちぎって少しずついただきました。
そしていよいよお抹茶。茶碗を覗き込んだとたん「緑色や!」「泡がでてる。」と思わず口にした子どももいました。神妙におちゃわんを時計回りにまわして、お抹茶をひとくち・・・「おいしい。」「甘い。」「あったかい。」「あれ?苦くない。」「ちょっとだけ苦い。」など感想がつぎつぎと・・。なんとも言えない表情で感動を伝えてくれた子どももいました。
年長児は、お茶をたてることにも挑戦させていただきました。「始めは『1』の字を書くみたいにして、最後は『の』の字を書いたんやで。」「上手にできた!」とあとで嬉しそうに伝えてくれました。
みなさまのおかげで仏様やたくさんの人や自然に感謝し、春の到来を皆で喜びあえるすてきなお茶会となりました。子どもたちは五感を通してたくさんの感動を得させていただいたことと思います。
とてもわかりやすく教えてくださった先生、やさしくていねいに一人一人の子どもに接してくださったボランティアの皆さま、「初めて口にするお子さんも多いので、本物の味を味あわせてあげてください・・」と、ご自身のお店のおいしいお抹茶をご好意で分けてくださった保護者の方、本当にありがとうございました。
先生のお話をお行儀よくききました。
お抹茶美味しかったね。
ボランティアで沢山の保護者の方に来ていただきました。ありがとうございました。