
2013年07月09日
あおい組(年長児)が摺師の竹中さんをゲストティーチャーに迎えて版画摺りを見せて頂きました。
年長児が版画活動をした経験から、摺師の竹中さんをゲストティーチャーにお迎えして木版画を見せて頂きました。
いろいろな道具を見せてもらったり、触らせてもらいました。馬の毛からできている筆を触らせてもらい、毛の軟らかさを感じたり、バレンの竹の皮をめくり、どのような仕組みになっているかも見せていただいたりして、興味津々でした。
そして次はいよいよ版画ずりです。
何枚も重ね刷りをしていくと、絵にどんどん色がついて摺りあがっていく様子に驚いた子どもたちでした。
今回見せて頂いた貴重な経験を今後、どこかで思い出してくれたら嬉しいです。
竹中健司 プロフィール
老舗手摺匠 竹中木版竹笹堂の五代目摺師。四代目竹中清八に幼少の頃から手ほどきを受け、木版印刷の技術を習得する。2006年、アメリカ合衆国ペンシルバニア、ボストンにてその会得した技術を用いたワークショップを開催し、2007年にはハワイでもワークショップを開催した。木版印刷技術を駆使した作品はボストン美術館・ホノルル美術館・フランスギメ美術館・フランス国立図書館でも所蔵されている。京都木版画工芸組合、京都版画出版共同組合、文化庁選定「浮世絵木版画彫摺技術保存協会」の理事、京都市立芸術大学非常勤講師として、木版印刷の流布にも力を注いでいる。
馬の毛やわらかいね!!
真剣な表情でお話を聞く子どもたちでした。
「さっきのとはここの色がついてきたからちがうね」